
■8月初旬には業績予想の増額、増配、自社株買いを発表し買い優勢続く
INPEX<1605>(東証プライム)は8月25日、続伸一段高となり、前場は2488.0円(59.5円高)まで上げて年初来の高値を連日更新、後場も2447.0円(18.5円高)で始まっ 5日続伸基調となっている。8月初旬に発表した業績見通しの増額修正、増配、自社株買いを受けて上げピッチを強める相場になっており、直近は、日米関税交渉で合意した日本からの対米5500億ドル投資を巡り、両国が投資分野や枠組みなどを詰める協議体の設立を検討するとされ、同社はアラスカ資源エネ開発の分野で関連するとの期待が出ている。
同社株は直近、8月19日から連騰となっている。同日は、「トランプ米政権が日米関税交渉の合意を発表した7月22日(現地時間)、トランプ氏はホワイトハウス内のイベントで、日本とのLNG事業に言及した。かねてトランプ氏が日本勢の参画を呼びかけてきた米アラスカ州のLNG開発についての発言だった」(日本経済新聞8月19日付朝刊)と伝えられた。投資家の間では、条件反射的にINPEX株を思い浮かべて注目する動きが強まったようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)