大栄環境、スカラベサクレを子会社化へ、約440億円で株式取得

■独禁法承認を前提に2026年3月期第3四半期までに完了見込み

 大栄環境<9336>(東証プライム)は8月26日、福岡県北九州市で産業廃棄物及び汚染土壌の最終処分事業を展開するスカラベサクレの一部株式を取得し、同社を連結子会社化することを発表した。あわせて、スカラベサクレの株式を保有するYTとYHの全株式を取得し、両社を含めて完全子会社化する。株式譲渡の実行は独占禁止法など関係法令に基づく承認取得を前提とし、2026年3月期第3四半期中の完了を見込む。取得価額は約440億円であり、第三者機関の株価算定を基に交渉し決定された。

 スカラベサクレは1994年設立で、管理型最終処分場を運営し、総許可容量は約881万㎥に及ぶ。専用バースを備え、海上輸送を活用した広域からの効率的な廃棄物受入れが可能である。大栄環境は中期経営計画「D―Plan2028」において、最終処分場の埋立計画量と残容量の拡大を成長戦略に掲げており、本件子会社化はその施策を強化するものとなる。また、九州エリアでは共同出資会社によるエネルギー回収施設の整備計画が進行中であり、今回の取得により廃棄物処理から資源循環まで一体的に完結するシステムを構築でき、地域でのシェア拡大が期待される。

 大栄環境グループは、廃棄物収集から最終処分までのワンストップサービスに加え、土壌浄化や施設建設・運営など多様な環境関連事業を展開している。今後は計画的な管理型処分場の新増設やエリア拡大を通じ、循環型社会の形成に貢献しつつ事業基盤の強化を進める方針である。本株式取得の業績影響については精査中で、必要に応じて速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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