ソフトクリエイト、セキュリティログの一元的な管理や分析を可能にする導入支援サービスを開発

■国産SIEM「ALog」×IDaaS「HENNGE One Identity Edition」連携ソリューション、2025年秋提供開始予定~

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)傘下のソフトクリエイト(本社:東京都渋谷区)は8月28日、サイバー攻撃の巧妙化や内部不正リスクの高まり、法令・ガイドライン対応の強化といった要請を背景に、網屋<4258>(東証グロース)の国産SIEM「ALog」と、HENNGE<4475>(東証グロース)のIDaaS「HENNGE One Identity Edition」との連携による新たなセキュリティ導入支援サービスの開発に着手したと発表。両社のサービスとの連携により、セキュリティログの一元的な可視化と分析機能を提供する。同サービスは2025年秋の提供開始を予定している。

■開発の背景と課題

 情報機器のログを統合的に管理するSIEM(Security Information and Event Management)は、サイバー脅威や内部不正対策、コンプライアンス強化に必須のソリューションとなっている。しかし「専門知識を持つ人材の不足」「複雑な初期設計・運用」「導入・運用コストの高さ」が障壁となり、導入を断念する企業も少なくない。海外製品が中心の市場であるため、国内法規や商習慣に即した運用支援が十分とは言えず、多くの現場で「SIEMを活用しきれない」といった課題が顕在化している。

■ソフトクリエイトの解決策

 ソフトクリエイトは30年以上・1万社超のITインフラ/セキュリティ運用支援で培ったノウハウと、現場密着型のコンサルティング力を活かし、SIEM導入の「高い壁」を次のように解決する。

■SIEMの価値を最大化する専門家による「伴走型サポート」

 要件整理・初期設計・分析ルール構築・運用設計まで、専門エンジニアが一貫してサポートする。IT部門にSIEM経験者がいなくても、その価値を最大限に引き出す。専門知識が必要な領域を同社が担うことで、安心して効果的なセキュリティ運用を開始できる。

■運用の煩雑さを解消するプロセス標準化・自動化

 ログ収集や分析ルール最適化、監視・通知自動化など、現場で蓄積したノウハウを活かし、運用負荷を大幅に軽減する。

■国内事情に即した最適設計とコスト最適化

 国産SIEM「ALog」とIDaaS「HENNGE One Identity Edition」との連携に加え、同社独自の運用設計・監査ノウハウを組み合わせ、日本企業の業務や法規制に適合した設計・運用を実現する。必要な機能に絞った導入や段階的スケールアップも可能で、コスト面の負担も抑えられる。

■今後の展開

 2025年秋のサービス提供開始に向け、先行導入企業での実証や現場課題を反映した機能強化を進めている。今後もパートナー企業との協業を深め、独自の「現場運用力」と「コンサルティング力」で、企業のセキュリティ課題解決と事業成長を支援する。

●ソフトクリエイトからのコメント

 当社は、HENNGE、網屋とのパートナーシップを通じ、企業のセキュリティ基盤強化に貢献できることを光栄に思う。サイバー脅威が日々高度化する中、社会全体の安心・安全なIT環境の実現はIT企業の重要な使命である。本連携は単なる技術協力にとどまらず、日本のビジネス現場におけるセキュリティレベル底上げにつながると確信している。今後もパートナー各社と知見を結集し、顧客と社会の信頼に応え続ける。

ソフトクリエイト 執行役員 イノベーションテクノロジー本部 副本部長 山本総夫

●網屋からのエンドースメント

 「ALog」と「HENNGE One Identity Edition」との連携により、SIEM導入課題を解決する新たな導入支援サービスを提供できることを嬉しく思う。今後もパートナーとの連携を深め、より多くの企業のセキュリティ強化が進むことを期待している。

網屋 取締役 セキュリティプロダクト事業部 事業部長 佐久間貴

●HENNGEからのエンドースメント

 HENNGEは、ソフトクリエイトが「HENNGE One Identity Edition」と連携したセキュリティ導入支援サービスを開発・提供することを喜ばしく思う。本サービスにより、企業は様々なIT機器からセキュアかつシームレスに情報を収集し、運用負荷を抑えつつSIEMによるセキュリティ強化と利便性向上を実現できると確信している。

HENNGE 執行役員 三宅智朗

■「ALog」とは

 網屋が提供する、多様なITシステムから集約した膨大なログデータを分かりやすく管理する国産SIEM製品である。

■「HENNGE One Identity Edition」とは

 HENNGEが提供する、クラウドサービスへのセキュアなアクセスとシングルサインオン(SSO)を実現するSaaS認証基盤(IDaaS)である。

■ソフトクリエイトについて

 ソフトクリエイトは、顧客の変革に不可欠なベストパートナーを目指し、企業向け総合ITサービスを提供している。クラウド、セキュリティ強化、AI・DX支援、ITインフラ構築を主要事業とし、最適なテクノロジーを通じた「価値の提供」で顧客ビジネスを支援する。40年以上にわたり培った経験を生かし、日本全国の企業にサービスを届けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る