BBDイニシアティブ、次世代型「Knowledge Suite+」先行提供開始、AIエージェントで営業強化

■名刺CRMやSFAにAIを実装、営業効率とデータ活用を加速

 BBDイニシアティブ<5259>(東証グロース)は9月1日、グループ子会社のブルーテックが次世代型SFA/CRM「Knowledge Suite+(プラス)」と新サービスAIソリューション「AIエージェント×(クロス)」の先行提供を開始したと発表した。生成AIをネイティブに組み込んだアプリケーションとして設計され、営業活動の効率化とデータ活用の高度化を狙う。今後は資本業務提携先であるヘッドウォータース(東証グロース・4011)の協力を得て機能拡張を進める方針である。

 同社は2010年に日本初のマルチテナント型SaaSを開発し、3500社超に導入実績を持つ「Knowledge Suite」を提供してきた。今回の新サービスは営業データを活用しやすくする「生成AIネイティブアプリ」として開発され、名刺CRMやSFA機能にAIエージェントを実装することで、営業担当者やマネージャーがデータ分析を容易に行える環境を整備する。「AIエージェント×」は顧客分析機能を9月にリリースし、10月にはAIファイルボックス(RAG)を追加する予定である。

 特徴としては、ビジネスチャットにAIを参加させることで1対Nの対話を実現し、現場での生成AI活用を加速させる点が挙げられる。さらに、法人番号を活用した名寄せ機能による高精度データ統合、ノーコードIPaaS「JENKA」との柔軟なAPI連携、100万件超のデータ処理に耐えるアーキテクチャーが導入されている。今後もオールインワン型SFA/CRMの進化を進め、利用企業の営業環境構築を支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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