DTS、OpenAIと連携開始、生成AIで業務改革を推進

■業務特化型AIエージェント導入で現場変革と価値創出を後押し

 DTS<9682>(東証プライム)は9月1日、生成AI分野で世界をリードするOpenAI Japan合同会社と連携を開始した。金融や公共、製造、流通など多様な分野で50年以上にわたり培った業務知識や開発力と、OpenAIの先端技術を融合させ、顧客のデジタル変革と競争力強化を後押しする。中期経営計画では、2030年度に生成AI関連売上高100億円規模の達成を目標に掲げている。

 この連携により、DTSは業務特化型AIエージェントの導入支援を強化する。長年の業務ノウハウを活かして各社のプロセスや課題に即したカスタムAIを構築し、意思決定やコミュニケーション支援まで含めた実践的な活用を提供する。また、自社の「AMLion」や「Walk in home」などのソリューション・パッケージにOpenAIの技術を組み込み、ユーザビリティと自律性の向上を図る。さらに「運用・BPO支援サービス」にはChatGPT Enterpriseを活用し、サービス品質の強化を目指す。

 開発手法においても生成AI活用を拡大する。OpenAI CodexやCodex-CLIといった開発支援エージェントの適用を検討し、設計書や各種ドキュメントの作成にはChatGPT EnterpriseのCANVAS機能を活用することで、開発や運用の生産性と品質を高める。DTSは今後も顧客の経営課題に寄り添い、生成AIを核としたDXの推進に注力していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る