セルシス、作画ツール「CLIP STUDIO PAINT」が過去最高の売上ARR50億円突破

■累計利用者数も1000万人を突破、クリエイター向け事業が堅調に成長

 セルシス<3663>(東証プライム)は9月5日11時、2025年8月度の月次事業進捗レポートを公表した。主力製品「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売上ARR(年間経常収益)は50億円を突破し、過去最高を更新した。3か月移動平均ベースでも堅調に推移しており、同社事業全体の安定成長を示す結果となった。特に有料契約の解約率(チャーンレート)は5%前後と低水準で推移しており、利用者の定着度が高いことが裏付けられた。

 クリエイターサポート分野では、ARRの継続的な増加が確認されたほか、チャーンレートの変動要因についても説明。2023年に発生した決済システム変更時の一時的な解約増加以降は、新規契約が堅調で安定している。こうした背景から、定額課金モデルによる収益基盤が強固になりつつあるとみられる。8月度も解約率は5・0%にとどまり、前月までの安定推移が維持された。

 また、クリエイタープラットフォーム分野でも成長が続いている。累計利用者数は2025年8月末時点で1,082万人となり、前年から大幅に拡大した。新規登録者数も高水準を維持しており、「CLIP STUDIO ASSETS」など周辺サービスの利用が拡大している。全体売上でもサブスクリプションの寄与度が高まり、ツール販売や流通ソリューションと並んで事業の柱となった。セルシスは今後も創作支援ツールやプラットフォームを通じ、世界のクリエイターを支援する事業を推進するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  2. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  3. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  4. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  5. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  6. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る