サイバーエージェント、生成AI研究組織「GEO Lab.」設立、検索行動の未来を解明へ

■LLMの推論メカニズムとユーザー行動の関係を本格調査

 サイバーエージェント<4751>(東証プライム)は7月23日、生成AIの回答傾向やユーザーの検索行動に関する研究を目的とした専門組織「GEO Lab.(GEOラボ)」を設立したと発表した。生成AIの普及により、従来の検索エンジンに加え、生成AIを活用した情報収集が急速に浸透しており、企業にとっても自社ブランドがAIの回答に適切に表示されるかが重要な課題となっている。

 同組織は、生成AIの学習元となるサイトの傾向分析、LLMの推論メカニズムの解明、ユーザーの行動変化の調査などを行う。これらの研究成果をもとに、生成AI時代における最適な検索行動ソリューションの開発を目指す。今後は調査結果の発表やセミナーの開催も予定しているという。

 サイバーエージェントは、これまでも検索連動型広告の分野で国内主要媒体から高い評価を得ており、2016年には「SEOラボ」も設立。京都大学や横浜市立大学との産学連携を通じて、マーケティング手法の研究と広告主への支援を継続してきた。同社は今後も最新技術に即したマーケティング施策の提案に注力する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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