住友重機械とサウンドウェーブ、アルツハイマー病向けLIPUS治療機器で資本業務提携

■探索的治験で安全性と有効性を確認、厚労省「先駆的医療機器」第1号に指定

 住友重機械工業<6302>(東証プライム)は9月5日、サウンドウェーブイノベーションと資本業務提携契約を締結したと発表した。両社は、早期アルツハイマー病を対象とした低出力パルス波超音波(LIPUS)治療機器「LIPUS-Brain」の製造販売を共同で推進し、革新的医療機器の社会実装を目指す。サウンドウェーブイノベーションは東北大学名誉教授である下川宏明氏の研究成果を基盤とし、LIPUSを用いた低侵襲治療技術を開発してきた。既に探索的治験で安全性と有効性の可能性が確認され、厚生労働省から「先駆的医療機器」第1号に指定されている。

 今回の提携により、サウンドウェーブイノベーションは引き続きLIPUS-Brainの検証的治験を担い、関連知的財産のライセンス供与を行う。一方、住友重機械工業は製造販売を担当し、自社の「中期経営計画2026」で重点投資領域に掲げる先端医療機器分野の事業拡大につなげる。検証的治験は2026年末に完了予定であり、その後、承認手続きを経て2028年春の販売開始を計画する。両社は全国の医療機関への普及を進め、患者と家族のQOL向上を図る。

 住友重機械工業は2030年を見据えた成長戦略の一環として新規事業育成を推進しており、サウンドウェーブイノベーションは低侵襲治療プラットフォーム技術の社会実装を進めている。両社はアルツハイマー病治療に新たな選択肢を提供することで、社会課題の解決と事業成長の両立を目指す。今回の提携は、革新的医療機器を早期に実用化し、持続的な企業価値創出へとつなげる重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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