ベルーナ、6月度連結売上高は2%増、ホテルとワイン事業が牽引

■ホテル事業が36%増収、新規顧客獲得でワインも18%増

 ベルーナ<9997>(東証プライム)は7月15日、2025年6月度の月次売上高(速報値)を発表した。全体の連結売上高は168億8200万円となり、前年同月比で2%の増収となった。特にホテル事業が引き続き札幌や大阪エリアを中心に好調に推移し、前年同月比36%増の24億8300万円を記録した。ワイン事業も新規顧客の獲得が進み、18%増の8億1300万円と堅調だった。

 一方、アパレル・雑貨事業は、紙媒体の発行数抑制やモール事業の終了により減収となり、前年同月比5%減の64億4600万円にとどまった。ただし、月後半の気温上昇が寄与し、アパレル商材の売上は回復基調を示している。その他、ナース関連事業や化粧品・健康食品、グルメなどの専門通販事業は概ね前年並みの水準で推移した。

 累計売上高では、通期(4月~6月)で504億1900万円となり、前年同期比で横ばいの推移となった。なお、速報値は決算修正前のものであり、若干の差異が生じる可能性がある。今期は札幌ホテルbyグランベルやエイジング・ビーフの業績が新たにホテル事業に加わっており、今後の寄与も注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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