THE WHY HOW DO COMPANY、AIバリューアップ本部設立、M&Aと企業価値向上を支援

■AI技術でデューデリジェンスからPMIまで一貫支援

 THE WHY HOW DO COMPANY<3823>(東証スタンダード)は9月11日、AI技術を活用した企業支援強化を目的に「AIバリューアップ本部」を設立したと発表した。同社は2025年5月からブランド共創部でAI実装プロジェクトを進め、9月にはM&A戦略本部を立ち上げており、今回の新組織は両部門を横断する形で設けられた。今後はグループ入り企業の事業戦略や再成長支援において、AI技術を専門的に推進し、企業価値向上を図るとしている。

 新組織が提供するサービスは三つの領域に分かれる。第一にM&A支援で、AIによる候補企業探索やデューデリジェンス分析、PMI計画支援を行う「AI M&Aコンサルティング」、さらに知的財産の価値向上を狙う「IPXサービス」を展開する。第二にマーケティング支援領域では、データ分析に基づく戦略立案やパーソナライズ技術導入、コミュニティデータ分析手法の開発を進める。第三にグループ支援機能として、広報・IRや広告代理、投資先企業への経営支援を担う。これらによりM&A戦略本部との連携を強化し、独自の「M&A安心宣言」を実践する方針を示した。

 本部長には伊藤剛志取締役副社長が就任し、浜崎正己氏が実務責任者、司法試験合格者でClojure専門家の平間悠氏が技術アドバイザーとして支援にあたる。今後の展開は三段階で進められ、第1段階としてM&A検討企業向けの情報収集・分析支援、第2段階で既存顧客へのAI活用コンサルティング、第3段階で業界特化型ソリューションを順次提供する。経営陣は、急速に進化するAI技術を活かし、M&Aやマーケティング領域全体での高度化と顧客企業の成長に貢献していく姿勢を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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