インテージHDは底堅い相場が続く、OTC医薬品業界などに新たなデータ利活用ソリューションを提供、期待強い

■前6月期の連結決算は当期純利益は42.7%増などとなり好調

 インテージHD(インテージホールディングス)<4326>(東証プライム)は9月19日、14時を過ぎて1737円(4円安)前後で売買され、直近9月16日につけた安値1700円を下値に底堅い相場が続いている。9月17日に事業子会社インテージが「OTC医薬品・食品・消費財業界のデータ断絶の壁を解消し、営業戦略を最適化」と発表しており、新たなデータ利活用ソリューション事業への期待が強い相場となっている。

 発表によると、株式会社インテージは、株式会社JSOL(東京都千代田区)と協業し、OTC医薬品(医師の処方箋なしで購入できるもの)業界および食品・消費財業界に対し、DXを加速させて営業戦略の最適化を実現する新たなデータ利活用ソリューションの共同提供を開始する。これにより多くのメーカーが課題としてきた社内外に散在するデータの連携を阻む『断絶の壁』を解消し、限られたリソースの中で最適な営業戦略の立案や、社内外のデータ利活用を促進することが可能となる。両社は、デジタル技術を活用したOTC医薬品業界および食品・消費財業界のデータ利活用をさらに加速させ、社会に新たな価値を提供していく。

 インテージHDの前期・2025年6月期・連結決算は、売上高が655億71百万円(前同比3.6%増)となり、営業利益は42億41百万円(同28.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億5百万円(同42.7%増)と大幅な増益決算だった。第14次中期経営計画の2年目として、『Synergy』をキーワードとした事業領域の拡大と『Optimization』をキーワードとしたグループ経営資源の最適化を推進した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る