【株式市場】前場の日経平均は89円高、円安など好感、新規上場のオリオンビールは買い気配

◆日経平均は4万5719円71銭(89円40銭高)、TOPIXは3183.97ポイント(13.52ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億9711万株

 9月25日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQなどの2日続落を受けて半導体関連株は一部を除いて上げ一服となったものの、銅の国際相場急伸を受けて住友鉱<5713>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)などの非鉄株が一段高となり、ソニーグループ<6758>(東証プライム)は分離するソニーフィナンシャルGの上場が迫り高値を更新など、材料株物色が活発となった。日経平均は午前9時半頃に127円安(4万55まで軟化したが、10時過ぎからは円安進行もあって次第高となり、一時194円高(4万5824円)まで上げた。前引けも4万5700円台で、終値での最高値を更新する水準を保った。

 ハピネット<7552>(東証プライム)が急伸し業績予想の増額修正を好感。日本取引所G<8697>(東証プライム)も増額修正が連日好感され続伸し一段と出直り拡大。日本精鉱<5729>(東証スタンダード)は中国の輸出規制によるレアアース高騰など言われ急伸して高値を更新。イトーヨーギョー<5287>(東証スタンダード)は大きく出直り大阪の副首都化構想など受け期待高揚。メドレックス<4586>(東証グロース)は「リドカイン」テープ剤の米国での承認取得が好感され買い気配のままストップ高。共同開発のDWTI<4576>(東証グロース)も急伸。

 新規上場のオリオンビール<409A>(東証プライム)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは1452円(公開価格850円の71%高)で買い気配。もう1銘柄、GMOコマース<410A>(東証グロース)は、前引け間際に2131円(公開価格1180円の81%高)で初値をつけ、前引けは2180円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9711万株、売買代金は2兆5736億円。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は922銘柄、値下がり銘柄数は602銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、非鉄金属、石油石炭、鉱業、サービス、その他金融、銀行、電力ガス、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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