【株式市場】日経平均は519円安、次回の米利上げ幅拡大など警戒

◆日経平均は2万7033円33銭(519円73銭安)、TOPIXは1902.60ポイント(25.40ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億9121万株

 4月22日(金)前場の東京株式市場は、米FRB議長が次回の利上げ幅0.5%の可能性に言及と伝えられ、NY株が下落したことなどを受け、自動車株や値がさ半導体株などを中心に大きく反落した。日経平均は355円安で始まり、午前10時前に648円68銭安(2万6904円38銭)まで下押し、その後は下げ止まったが前引けも下げ幅500円台となった。業種別指数33業種のうち高い指数は空運、保険の2業種にとどまった。

 日立物流<9086>(東証プライム)が買い気配のままストップ高となり、「日立、日立物流を売却へ」(日本経済新聞4月22日付朝刊)との報道に思惑買い集中。業界再編の思惑でSGホールディングス<9143>(東証プライム)も高い。サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)は3日連続ストップ高となり、引き続きオンラインゲーム会社の買収など買い材料視。新日本理化<4406>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され急伸。メディア工房<3815>(東証グロース)は中間決算の説明会資料発表を契機に急伸しはじめストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)は再生医療にかかわる特許取得とされて急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9121万株、売買代金は1兆2330億円。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は182銘柄、値下がり銘柄数は1612銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、空運、保険、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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