【株式市場】前場の日経平均は462円安、配当落ちの値下がりに円高が影響、ソニーFGは公開価格を上回る

◆日経平均は4万4892円52銭(462円47銭安)、TOPIXは3130.39ポイント(56.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億9779万株

 9月29日(月)前場の東京株式市場は、9月末日基準の配当落ち日に当たり、日経平均はほぼ300円低い値段が妥当値となってスタート。始値は241円安で実質59円高の始まりだったが、円相場が前週末比で50銭ほど円高になったこともあり、日経225先物が重く、日経平均はジリ安傾向のまま前引け間際に464円安(4万4890円)まで下押した。中で、ソニーグループ<6758>(東証プライム)は堅調で、きょう分離再上場のソニーフィナンシャルグループ<8729>(東証プライム)の株式価値(公開価格150円)を差し引いた基準値から大きく値上がり。当のソニーFGも一時公開価格の60円高まで上げ好発進となった。大阪チタニウム<5726>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)など非鉄株の強さが目立った。

 ネクストウェア<4814>(東証スタンダード)が再び急伸しストップ高となり、自律飛行ドローン発表を受けた急騰相場が再燃。Fusic<5256>(東証グロース、福岡Qボード)も再び急伸しストップ高となり、宇宙ビジネスへの期待相場が一段と活発化の様子。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9779万株、売買代金は2兆3234億円。プライム上場1615銘柄のうち、値上がり銘柄数は150銘柄、値下がり銘柄数は1408銘柄。

 東証33業種別指数は1業種(非鉄金属)のみ値上がりし、値下がり率の小さい業種は電気機器、繊維製品、鉱業、機械、ガラス土石、金属製品、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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