
■見守り・会話・案内まで多機能を搭載し、在宅介護にも対応
丸文<7537>(東証プライム)は10月9日、同社が取り扱うNUWAロボティクス社製AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」が、「介護テクノロジー(見守り・コミュニケーション)」として正式に選定されたと発表した。既に同製品はテクノエイド協会の福祉用具情報システム(TAIS)に登録済みであるが、今回の選定により、厚生労働省が推進する「介護テクノロジー導入支援事業」における補助金活用の対象機器として明確に位置付けられた。
これにより、従来は都道府県ごとに判断が分かれていた補助金申請が、「Kebbi Air」については全国で共通して適用可能となり、導入検討中の介護事業者にとって経済的ハードルが大きく下がる。テクノエイド協会による公的カタログへの掲載が信頼性と実用性の証となり、現場での導入が加速する見通しである。同社は今後、補助金制度を活用した導入支援体制の整備に注力し、介護現場の課題解決への貢献を目指す。
「Kebbi Air」は生成AIを活用し、会話・見守り・レクリエーション・受付案内・ビデオ通話など多機能を備えるロボットで、高いカスタマイズ性により施設や在宅のさまざまな介護現場に対応可能である。丸文は2024年3月にNUWAロボティクス社と資本提携し、日本国内における独占的な販売契約を締結しており、今回の制度対応を契機に更なる普及拡大を狙う。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)