SEホールディングス、投資用不動産売却で特別利益1億2400万円を計上へ

■2026年3月期第3四半期に固定資産売却益を計上予定

 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>(東証スタンダード)は10月24日、投資用不動産の売却決定および自己株式の取得を発表した。資産効率の向上と経営の機動性確保を目的としたもので、2026年3月期第3四半期において特別利益約1億2400万円を計上する見込みである。

 同社は同日開催の取締役会で、不動産売買契約を締結することを決議した。経営資源の有効活用を図る一環として固定資産を売却し、固定資産売却益を特別利益として計上する予定。なお、この利益はすでに2025年10月20日付で公表された2026年3月期通期連結業績予想に織り込み済みとした。資産圧縮とキャッシュフロー改善を進めることで、財務体質の強化を狙う。

■45万株・1.5億円上限で自己株式を取得決定

 また、自己株式取得についても同日決議された。取得上限は45万株(発行済株式総数に対する割合2.83%)、総額上限は1億5000万円。取得期間は10月27日から11月28日までとし、東京証券取引所における市場買付で実施する。自己株式の保有は118万0359株で、発行済株式総数(自己株式を除く)は1590万3867株。市場環境の変化に対応できる柔軟な資本政策を推進するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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