
■ヤンマー系精密機器メーカーが全社導入、業務効率化とコスト最適化を両立
エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は10月27日、同社のクラウド型ワークフロー「X―point Cloud(エクスポイントクラウド)」を導入した神崎高級工機製作所(兵庫県尼崎市)の事例を公表した。ヤンマーグループの一員である神崎高級工機製作所(KANZAKI)は、歯車や油圧機器、トランスミッションなどを製造する精密機械メーカーで、社内のデジタル化を進める中で年間1万件を超える紙申請業務の効率化を課題としていた。同社は製造現場になじみやすい設計と適正な価格、直感的な操作性を評価し、X―point Cloudを採用した。
導入後は全社的に同システムを活用し、運用中の申請書は102種類、月間申請件数は約2000件に達した。年間1万件超の申請書をペーパーレス化し、申請から承認、保管までの業務をデジタル化した結果、月額約100万円のコスト削減を実現した。紙書類の回付や保管作業が不要となり、場所や時間に縛られない承認フローが定着するなど、業務効率の向上とともに現場の生産性改善が進展している。
さらに、同社は業務アプリツール「kintone」との連携により、案件管理や資材管理の入力作業を削減し、業務の一元管理を実現した。加えてデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を介して両システム間の承認状況を正確に同期し、全体業務の可視化と効率化を推進している。エイトレッドは今後も、ノーコードで操作可能な「X―point Cloud」を通じて、企業や公共機関のペーパーレス化・DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















