ELEMENTS傘下Liquid、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の発行・償還サービスに公的個人認証導入

■「JPYC」発行・償還にLIQUID eKYC導入、マイナンバー活用で本人確認を厳格化

 ELEMENTS<5246>(東証グロース)グループのLiquid(東京都中央区)は10月27日、JPYC(東京都千代田区)が提供する国内初の日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還サービス「JPYC EX」において、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の「ICおまかせパック」を通じて公的個人認証(JPKI)を提供すると発表した。これにより、マイナンバーカードのICチップを活用した厳格な本人確認を可能とし、2027年施行予定の犯罪収益移転防止法改正への対応も見据えた仕組みを整備する。

 「JPYC EX」は、1円=1JPYCの価値で日本円と連動し、ブロックチェーン上での発行・償還が可能な公式プラットフォームである。ユーザーは口座入金を通じてJPYCを発行し、指定アドレスへの送付により日本円で償還を受けることができる。今回のLIQUID eKYC導入により、マイナンバーカードのICチップをスマートフォンで読み取るだけで本人確認や取引時確認を完結でき、利用者の端末環境に応じて最適なチャネルを自動選択する機能を備えることで、手続きの簡便化とセキュリティ強化を両立する仕組みとなった。

 LIQUID eKYCは、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類をオンラインで撮影・照合し、学割などの年齢確認にも対応するeKYCサービスで、同分野で6年連続国内シェア首位を維持している。AI、生体認証、OCR技術を統合し、ELEMENTSグループ全体で累計本人確認件数は約1億3000万件、契約社数は約600社に達する。今回の公的個人認証導入により、JPYC社の取引時確認はマイナンバーカードを用いたJPKI方式に一本化される。デジタル通貨の普及とともに、本人確認の信頼性を高める動きが金融・暗号資産分野全体で加速する可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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