西華産業、旭サナックを完全子会社化、機械事業の開発・販売力を融合
- 2025/10/28 07:17
- IR企業情報

■独占禁止法承認を経て12月1日取得予定、取得価額は非開示
西華産業<8061>(東証プライム)は10月27日、塗装・圧造・洗浄装置メーカーの旭サナック(愛知県尾張旭市)の全株式を取得し、完全子会社化する株式譲渡契約を締結したと発表した。取得実行日は12月1日を予定し、独占禁止法など関連法令の承認完了を条件としている。
旭サナックは1942年創業の老舗機械メーカーで、「技術創造企業として国際社会に貢献する」を掲げ、塗装機械や精密洗浄装置など高付加価値製品を展開してきた。近年は国内外で高い評価を得ており、西華産業ともドイツおよびタイにおける合弁会社設立を通じて長年の協力関係を築いている。今回の完全子会社化により、西華産業は機械総合商社としての販売力と事業開発ノウハウを融合させ、両社のシナジーを最大化する狙いだ。
旭サナックの2025年5月期業績は売上高141億6,100万円、営業利益16億8,500万円、純利益11億1,300万円。純資産は69億円と堅調に推移しており、今後は西華産業グループの中核製造事業として成長を加速させる見込み。取得価額は非開示。業績への影響は精査中で、今後重要な変化が生じた場合は速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















