三信電気、26年3月期上期業績を再上方修正、経常益45%増の29億円見通し

■案件前倒しが寄与、営業利益は52%増の32億円に

 三信電気<8150>(東証プライム)は10月27日、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績予想を上方修正した。8月19日に続く2度目の上方修正であり、ソリューション事業で第3四半期以降に計上を見込んでいた案件の一部が前倒しで実現したことが主因となった。

 修正後の予想では、売上高を877億円(前回比2.0%増)、営業利益を32億円(同52.4%増)、経常利益を29億円(同45.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益を25億円(同31.6%増)とした。1株当たり中間純利益は204円36銭となり、従来予想の155円35銭から上振れする見通しである。前期実績の売上高751億5300万円、経常利益19億2300万円、純利益13億5700万円に比べて大幅な増収増益を見込む。

 同社グループは、半導体や電子部品を扱うデバイス事業と、ICTソリューションを提供するソリューション事業の2本柱で構成されている。今回の上方修正は、主として後者の案件進捗が想定を上回ったことによるもの。通期業績予想については、第3四半期以降の販売計画を精査したうえで、必要に応じて速やかに修正を公表する予定としている。なお、今回の予想は現時点で入手可能な情報に基づくものであり、今後の経済情勢や需給動向によって実績が変動する可能性があるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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