マーチャント・バンカーズ、国内最大級蓄電池プロジェクト始動、出資者決定し開発本格化

マーチャント・バンカーズ

■台湾Euka Powerと協働、2案件で特別目的会社設立へ

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は11月4日、台湾Euka Power社と進める蓄電容量200MW/800MWhの系統用蓄電池開発プロジェクトについて、出資者2社を正式に決定し、開発に着手したと発表した。同プロジェクトは国内最大級の規模であり、既に第1号案件の建設地が決定しているほか、今回新たにもう1件を加えた2案件で構成される。特別目的会社(SPC)を設立し、開発開始から完工まで各段階で出資が実行される予定で、最初の出資は11月14日までに行われ、SPC設立までは同社が資金の管理を担う。

 出資者として、再生可能エネルギー事業を展開する台湾のMobius Renewable Energy社と、米NASDAQ上場企業であるEnergy Focus社が参画する。Mobius社は蓄電池とEMS(エネルギーマネジメントシステム)の供給を担うとともに、丸紅グループと連携し東南アジアでの再エネ事業展開も視野に入れる。一方、Energy Focus社は照明機器や制御技術を強みとし、本プロジェクトでは蓄電池関連の周辺システム構築を担当する。

 同プロジェクトは、Euka Power社や金融機関などとの正式契約を2025年12月頃に予定しており、基本合意の有効期間は2025年9月1日から1年間とされている。同社の収益は、SPCのアセットマネジャーとして受領する管理報酬に限られ、その他の収入は現時点で想定されていないとしている。大規模な蓄電池開発に民間企業連携が進むことで、日本のエネルギー安定化や再生可能エネルギー普及に資する取り組みとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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