アスクル、ランサムウェア被害から段階復旧、第6報公表、12月に本格再開へ

■FAX注文で出荷再開、第2弾ではWeb注文も復旧へ

 アスクル<2678>(東証プライム)は11月6日、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害について、第6報としてサービス復旧の進捗を公表した。同社は事業所向け「ASKULサービス」の再開を最優先とし、安全性と安定稼働を確認しながら段階的に提供範囲を拡大している。第1弾ではFAX注文による出荷トライアルを10月29日に開始し、コピー用紙など37アイテムを2拠点から出荷してきた。

 11月12日からは、対象商品を237アイテムに拡大するとともに、仙台・横浜・名古屋・関西・福岡の5拠点を追加し、計7拠点体制で対応する。ただし出荷能力は通常の1~2割にとどまる見通し。さらに第2弾として、11月中にWeb注文の一部再開を予定しており、医療機器など約470品目の単品注文も東京DCから取り扱う計画である。12月上旬以降にはASKULのWebサイトで通常出荷を段階的に再開する方針を示した。一方、一般消費者向け「LOHACO」や印刷サービス「パプリ」は再開時期が未定で、確定次第公表するとした。

 システム障害への対応としては、詳細なログ解析や監視を継続するとともに、被害拡大防止の観点からランサムウェアに関する技術的情報の開示は控えると説明した。また、10月31日時点で一部情報の外部流出を確認しており、対象の顧客や取引先に個別連絡を進めている。個人情報保護委員会への報告や警察への相談も実施済みとした。同社は顧客や関係者に謝意と謝罪を示し、早期の全面復旧に全社で取り組む姿勢を強調している。

【アスクル情報流出専用お問い合わせ窓口】
 平日のみ・受付時間9時-17時
 TEL:0120-023-219
 050で始まるIP電話から:03-6731-7879(通話料はお客様ご負担)

(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■年間供給1万8000戸、ナショナルビルダーへ加速  住友林業<1911>(東証プライム)は2月1…
  2. ■募集社数は減少も人数は78%増、製造業で顕著  東京商工リサーチは2月5日、2025年の上場企業…
  3. ■老朽化・投資不足が直撃、地方で倒産・廃業7割超  帝国データバンクは2月6日、2025年に発生し…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■自己株式取得銘柄に投資妙味  山王<3441>(東証スタンダード)は3月13日、今7月期業績の上…
  2. ■自己株式取得株に「PKO」効果を期待しリスク最小化も一策  どこもかしこも春の嵐である。前日22…
  3. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  4. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  5. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  6. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る