アスクル、ランサムウェア被害から段階復旧、第6報公表、12月に本格再開へ
- 2025/11/6 17:25
- プレスリリース

■FAX注文で出荷再開、第2弾ではWeb注文も復旧へ
アスクル<2678>(東証プライム)は11月6日、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害について、第6報としてサービス復旧の進捗を公表した。同社は事業所向け「ASKULサービス」の再開を最優先とし、安全性と安定稼働を確認しながら段階的に提供範囲を拡大している。第1弾ではFAX注文による出荷トライアルを10月29日に開始し、コピー用紙など37アイテムを2拠点から出荷してきた。
11月12日からは、対象商品を237アイテムに拡大するとともに、仙台・横浜・名古屋・関西・福岡の5拠点を追加し、計7拠点体制で対応する。ただし出荷能力は通常の1~2割にとどまる見通し。さらに第2弾として、11月中にWeb注文の一部再開を予定しており、医療機器など約470品目の単品注文も東京DCから取り扱う計画である。12月上旬以降にはASKULのWebサイトで通常出荷を段階的に再開する方針を示した。一方、一般消費者向け「LOHACO」や印刷サービス「パプリ」は再開時期が未定で、確定次第公表するとした。
システム障害への対応としては、詳細なログ解析や監視を継続するとともに、被害拡大防止の観点からランサムウェアに関する技術的情報の開示は控えると説明した。また、10月31日時点で一部情報の外部流出を確認しており、対象の顧客や取引先に個別連絡を進めている。個人情報保護委員会への報告や警察への相談も実施済みとした。同社は顧客や関係者に謝意と謝罪を示し、早期の全面復旧に全社で取り組む姿勢を強調している。
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(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























