テンダとニーズウェル、ソフトウェアテスト領域で協業開始、『Dojo』活用で品質と効率を両立

■テンダの自動記録技術とニーズウェルのテストノウハウを連携

 テンダ<4198>(東証スタンダード)は11月10日、ニーズウェル<3992>(東証プライム)とソフトウェアテスト領域での協業を開始した。テンダの自動マニュアル作成ツール「Dojo(ドージョー)」と、ニーズウェルの国際基準ISTQBに準拠した高品質なソフトウェアテスト体制を組み合わせ、テスト設計から運用・教育までの工程を効率化する狙いである。両社は品質保証のDX化を推進し、開発現場の生産性向上とコスト削減を目指す。

 今回の協業では、テスト工程におけるエビデンス(証跡)を自動生成する「Dojo」の機能を活用し、ニーズウェルのテスト実施・報告プロセスを自動化する。手動操作を記録しながら画像付き証跡を生成できるため、テスト報告書作成やレビュー業務が効率化され、正確性と再現性の向上が期待される。また、操作履歴からエラー箇所を容易に再現できるため、問題特定までの時間短縮や品質安定化に寄与する。これにより、テスト準備から不具合修正までの全工程で効率化と標準化を実現する構想である。

 両社は今後、ニーズウェルのテスト部門への「Dojo」導入デモを通じて効果を検証し、共同で新たなテストソリューションの開発を進める計画である。品質保証プロセスのDX化を推し進めるとともに、教育・運用支援など周辺領域への展開も視野に入れる。テンダはDXソリューションと自動化技術、ニーズウェルはIT基盤とテストノウハウを提供し、ソフトウェア開発の品質向上と効率化の両立を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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