ネクソン、『マビノギモバイル』大統領賞受賞、韓国ゲーム大賞で6冠達成

■『マビノギモバイル』が3部門制覇、成長IP戦略の成果を示す

 ネクソン<3659>(東証プライム)は11月13日、同社タイトル『マビノギモバイル』が12日に韓国・釜山で開催された「2025大韓民国ゲーム大賞」で最高位の大統領賞を受賞したと発表した。同作は企画/シナリオ部門とサウンド部門でも技術・創作賞を受賞し、3部門を制した。また、同社タイトル『The First Berserker: Khazan』は最優秀賞と技術創作賞のグラフィック部門を受賞するなど評価が高まり、加えて同作のキャラクターを演じた声優イ・ヒョン氏が今年新設の人気声優部門を受賞した。結果としてネクソンは同ゲーム大賞で計6冠を達成した。

 『マビノギモバイル』はネクソンの代表的IP『マビノギ』の哲学を継承し、従来のMMORPGとは異なる、プレイヤー同士の関係性や協力を軸とするスタイルが特徴である。2025年3月に韓国で配信を開始して以降、アプリストア売上1位、モバイルRPG部門の月間アクティブ利用者数1位を記録し、累計ダウンロード数は394万件に達した。「世代を超えたヒーリングMMORPG」として高く評価され、韓国ゲーム市場で確固たる存在感を示している。一方、『The First Berserker: Khazan』は『アラド戦記』の世界観を継承したハードコア・アクションRPGとして世界同時発売され、重厚なストーリーや独創的な戦闘表現が支持を集めた。

 ネクソンは現在、40超のゲームを190超の国と地域に提供するオンラインゲーム企業として知られ、主要フランチャイズにおける新体験創出による垂直成長と、IPポートフォリオ拡充による水平展開を軸とした成長戦略を進めている。『マビノギモバイル』は日本市場向けのハイパーローカライズを経て、2026年に日本でのサービス開始を予定しており、国内での展開も本格化する見通しとなっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る