【どう見るこの株】ムトー精工、デジタルカメラ・自動車部品好調で純利益過去最高に迫る

■業績上方修正と増配を見直し割安修正買いが再燃

 ムトー精工<7927>(東証スタンダード)は、前日20日に33円高の1895円と高値引けで3営業日ぶりに反発し、11月17日につけた年初来高値1895円に顔合わせした。今年11月13日に発表した今2026年3月期業績の上方修正と増配を見直し割安修正期待の買い物が再燃した。とくに配当は、年間101円に大きく増配転換し、配当利回りが5.32%と東証スタンダード市場の高配当利回りランキングの第35位にランクインすることが、インカムゲイン妙味を示唆するとして強力な買い手掛かりとなっている。

■デジタルカメラ部品と自動車関連部品の受注が増加し経費削減も寄与

 同社の今2026年3月期業績は、期初予想より売り上げを15億円、営業利益と経常利益を各1億5000万円、純利益を1億7000万円引き上げ、売り上げ270億円(前期比2.1%減)、営業利益24億円(同17.2%増)、経常利益24億円(同7.0%減)、純利益17億5000万円(同15.8%増)と見込み、売り上げと経常利益は期初の前期比マイナスを縮め、純利益は連続増益率を伸ばし、2024年3月期の過去最高(17億7300万円)に肉薄する。デジタルカメラ部品や自動車関連部品の得意先からの受注が増加し、省人化・省力化を図り固定費をはじめとした経費削減に取り組んだことなどが寄与した。

 今期配当は、連結配当性向の40%程度を目安とする配当方針に従って年間101円(前期実績94.5円)に引き上げ、期初の年間90円の減配予想が増配転換する。なお同社はこのほか、取得上限を9万株(発行済み株式総数の1.3%)、取得金額を1億3000万円とする自己株式取得も実施しており、株主厚遇銘柄の一角に位置する。

■PER7倍、PBR0.7倍、配当利回り5%の修正で上場来高値目指す

 株価は、トランプ関税ショックによる世界同時株安時に年初来安値1181円に突っ込み、売られ過ぎ修正で1500円台へリバウンドし今期第1四半期業績の2ケタ営業増益着地では1700円台に上ぶれ25日移動平均線を出没する100円幅のボックス相場を続け、業績上方修正・増配発表とともに窓を開けてボックス相場を上放れ年初来高値1895円まで買い進まれた。足元ではこのスピード調整もほぼ一巡し、PERは7.5倍、PBRは0.72倍、配当利回りは5.32%と割安である。年初来高値1895円奪回から2023年11月につけた上場来高値2020円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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