【どう見るこの株】ブルーイノベーション、ドローン国産化政策を追い風に成長期待
- 2026/1/21 08:37
- どう見るこの株

■増収基調を維持し赤字縮小、次期業績ガイダンスに注目
ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は、前日20日に117円安の1742円と続落して引けた。デンマーク自治領グリーンランドを巡る米欧関係の緊張化を懸念してリスク回避売りが強まり日経平均株価が、592円安と4営業日続落し、東証グロース市場指数も、16.18ポイント安と急反落したことから、今年1月7日、8日、15日と3回もストップ高して上値を追った同社株にも、目先の利益を確定する売り物が続きスピード調整した。ただ、この続落で5日移動平均線は下回ってものの、75日移動平均線を下値フシと意識する動きも窺わせており、経済産業省、国土交通省など政府が相次ぎ打ち出したドローン(無人航空機)の国産化や老朽下水道管点検へのドローン導入などを手掛かりに、突っ込み買いも一考余地がありそうだ。テクニカル的にも、足元ではスピード調整中だが一時、昨年8月につけた上場来高値3070円から同12月18日安値1129円まで調整した調整幅の半値戻しをクリアする2168円まで急伸しており、調整一巡後に再び相場格言の「半値戻しは全値戻し」期待を高める展開も想定される。
■ドローン国産化支援に老朽化下水道管の点検に関連法案改正も
同社の株価は、今年1月7日、8日に2日連続ストップ高と急伸したが、これは読売新聞が、政府がドローンの国産化支援に乗り出すと報道したことが手掛かり材料となった。国内に供給されているドローンは、90%が中国メーカー製で占められており、ドローンを経済安全保障推進法の特定重要物資に追加指定し国産化を促す。生産体制としては、2030年に年間8万台の確立を目指し139億円の支援を計画している。これに先立って国土交通省も、昨年2025年1月28日に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故の再発を防止するために下水道法の改正を検討しており、老朽化水道管の点検間隔の短縮や、ドローンを全国自治体で採用するなどのデジタル技術の導入を盛り込む。同社は、八潮市の道路陥没事故では屋内点検用ドローン「ELIOS3」により下水管内部の調査を実施しており、同社の成長可能性を高めることになる。
一方、同社が目下最終集計中の前2025年12月期業績は、今年2月13日に発表予定で、売り上げ15億1300万円(前の期比23.7%増)、営業利益3億3300万円の赤字(前の期は3億9800万円の赤字)、経常利益3億3100万円の赤字(同3億9200万円の赤字)、純利益3億3400万円の赤字(同3億9400万円の赤字)と見込まれている。続く2026年12月期業績は、「ELIOS3」による下水道管点検が本格化するだけに、今年2月13日に予定している決算発表時の次期業績のガイダンスが注目される。
■スピード調整後に再び「半値戻しは全値戻し」期待を高め上値チャレンジ
株価は、昨年12月18日につけた1129円安値と今年1月5日につけた1132円安値でダブルボトムを形成して底上げ、ドローン国産化支援で2日連続でストップ高し、さらにドローンによる下水道管検査工期が3日間短縮されたことでさらにストップ高して3カ月ぶりの2168円高値まで買い進まれ、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を鮮明化した。上場来高値から直近安値への調整幅の半値戻しも達成しており、目先調整一巡後に再度の「半値戻しは全値戻し」期待を高め上値チャレンジが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















