
■「Rakuten最強プラン」認知向上と地域活性化を狙う
楽天グループ<4755>(東証プライム)は12月1日、宮城球場のネーミングライツ契約を更新し、愛称を「楽天モバイル 最強パーク宮城」に変更すると発表した。契約期間は2026年1月から2028年12月までの3年間で、宮城県との合意に基づくものとなる。新名称には、同社の通信サービス「Rakuten最強プラン」などの認知向上と、球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」とともに地域を盛り上げる思いを込めた。宮城球場はボールパーク構想の下、遊園地や宿泊施設を含む複合空間として整備が進み、多世代が楽しめる場としての機能を高めている。
楽天モバイルはこれまでも楽天イーグルスとの連携施策を展開し、2024年と2025年には「楽天モバイル最強DAY」を開催した。抽選会やグッズのプレゼント、フィールドイベントへの参加などが行われ、ファンとの接点拡大に寄与してきた。さらに「Rakuten最強プラン」契約者を対象に、決済額の20%分を楽天ポイントで還元する取り組みや、毎試合最大1000名を招待する施策も提供し、利用者への特典拡充を進めている。
同社は楽天イーグルスの親会社として地域活動にも注力しており、宮城県や東北地域との結びつき強化を経営の重要軸に据えている。今回の名称変更と契約更新を通じ、球場を核とした地域経済・観光振興の後押しを図る考えで、今後も「最強」の体験価値創出を掲げた取り組みを継続するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























