ラクオリア創薬が急騰、胃酸分泌抑制剤tegoprazanの米国FDA承認申請を発表

■EE・NERDなど3適応で申請、2027年1月承認見込み

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は1月13日10時、同社が創出した胃酸分泌抑制剤「tegoprazan」について、ライセンス先である韓国HKイノエン社およびサブライセンス先の米Sebela Pharmaceuticals社が、米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請(NDA)を提出したと発表した。申請はSebela社の消化器疾患領域子会社Braintree Laboratoriesが行い、びらん性胃食道逆流症(EE)、非びらん性胃食道逆流症(NERD)、EE治癒後の維持療法を対象とする。

 tegoprazanは、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)と呼ばれる新機序の治療薬で、従来のプロトンポンプ阻害剤(PPI)より速やかで持続的な胃酸分泌抑制を特長とする。韓国では2019年に発売され、2024年までの累積売上は7,054億ウォンに達し、市場シェア首位を維持している。米国では第Ⅲ相試験で主要評価項目を達成しており、承認は2027年1月に見込まれる。同社は本件による一時金収入はないものの、米国での承認申請を事業展開上の重要な進捗と位置付け、中長期的な企業価値向上につながるとしている。

■米国承認申請進展を材料視し急騰

 株価は買いが集中し、前日終値1019円から急伸、午前10時03分に1289円まで上昇した。胃酸分泌抑制剤「tegoprazan」を巡り、米国で新薬承認申請が提出されたとの発表が材料視された。出来高は262万株超、売買代金も31億円を超え、短期資金の流入が目立つ。業績は赤字でPBRは約5倍と割高感もあるが、米国市場展開への期待が株価を押し上げた。もっとも信用倍率は高水準で、今後は材料消化後の値動きに注意が必要となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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