ホンダ、小田原市でCI自動運転の公道実証開始、レベル4実用化へ前進

■傾斜地と交通量の多い環境で認識精度と安全性を検証

 ホンダ<7267>(東証プライム)は1月13日、神奈川県および神奈川県小田原市と締結した協定に基づき、協調人工知能「Honda CI」を活用した自動運転技術の実証実験を、2026年2月から小田原市内で開始すると発表した。起伏に富む地形や交通量の多い道路環境を生かし、傾斜地での認識能力向上と、従来の低速域から中速域への対応速度拡大を検証する。

 第1段階では、センサーを搭載した「CR-V」を用い、安全監視員が同乗した状態で小田原市橘地域の工業団地周辺の公道を周回し、CI自動運転システムの技術検証を行う。その後、走行エリアを拡大し、対応速度を時速60kmまで引き上げる計画だ。実証車両は順次EVモデルの「N-VAN e:」へ移行し、技術進化とカーボンニュートラルへの取り組みを並行して進める。

 今回の実証では、カメラに加えてLiDARを搭載し、一般道での自動運転レベル4に必要な認識精度と冗長性の確保を目指す。高精度地図や大規模インフラに依存しない「地図レス協調運転技術」を生かし、既存の道路環境に適応するレトロフィット型のアプローチで地域課題の解決に貢献する考えだ。同社は2030年頃の実用化を視野に、2027年度の特定条件下での自動運転レベル4認可取得を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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