
■試合の熱気と一体に、筆が走るライブ感
株式会社OVER ALLsは8月14日、北海道北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOに北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手と万波中正選手を描いた壁画を制作したと発表した。通算6作目となる作品で、現役選手を描くのは初の試み。高さ9.8メートル、幅4.5メートルの大作で、クラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」の壁面に10日間かけて完成させた。
同球場では2023年開業以来、ダルビッシュ有投手と大谷翔平選手の壁画や、2024年の球団創立50周年記念に16名のレジェンドを描くなど、アート制作が継続されてきた。今回の作品は試合当日にライブペイント形式で描かれ、伊藤投手の登板や万波選手の打席に合わせて筆を走らせ、歓声や応援歌、観客の熱気を作品に反映した。
制作を担当した画家・山本勇気氏は「試合の瞬間ごとの空気やエネルギーを作品に刻むことを意識した」と語る。OVER ALLsは全国で依頼者の歴史や想いを取材してミューラルとして表現する活動を続けており、福島県双葉町の住民を描いた「FUTABA Art District」など代表作も多い。情熱大陸やWBSなどのメディア出演実績も豊富で、アートを通じた社会的メッセージ発信を行っている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)