マイクロ波化学とCTBE、組織再生型靱帯の量産装置開発に着手

■マイクロ波技術を応用し、再建用靱帯の大量生産体制を構築

 マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は1月13日、CoreTissue BioEngineeringと、膝前十字靱帯再建手術向けの「組織再生型靱帯」の実用化に向け、マイクロ波を用いた独自の脱細胞化技術を適用する量産装置の開発を開始したと発表した。マイクロ波化学が装置を開発・納入し、CTBEが同装置を用いて量産条件の検証を進め、2028年の商用生産実装を目指す。

 膝前十字靱帯損傷はスポーツ現場で多発し、日本では年間約1万9千件、米国では約17万5千件の再建手術が行われている。現行の自家腱移植は、健常な腱を採取する身体的負担や再断裂時の腱不足が課題となっている。動物由来組織の活用には免疫反応を防ぐ脱細胞化が不可欠だが、従来技術では強度と厚みを両立することが困難だった。

 CTBEが開発したマイクロ波脱細胞化技術は、組織を破壊せず細胞成分のみを除去し、ヒト腱と同等の強度と厚みを実現した世界初の手法だ。本技術を用いた開発品は2024年12月に企業治験で初めて患者に使用され、現在は安全性評価を進めている。両社は量産装置の開発を通じ、スポーツ医療分野での本格実用化と応用拡大を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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