
■電力アグリゲーターとの契約を視野に、新たな電力供給基盤を構築
フォーシーズHD<3726>(東証スタンダード)は6月26日、連結子会社であるファンタスティックフォー第1号合同会社を通じ、山梨県韮崎市に所在する系統用蓄電所の土地および電力接続権を不二トラストから取得することを発表した。今回の取得は、同社が推進する再生可能エネルギー事業の一環であり、同蓄電所事業のさらなる拡充を目指した動きとなる。
フォーシーズHDは、2024年6月から太陽光発電事業を展開しており、DC約20MW分(107物件)の発電設備に係る土地利用権を取得してきた。また、2025年2月には年間24件の系統用蓄電所の開発を目標に掲げ、1物件の取得を実施済みである。今回取得する用地は約300坪で、分筆後に正式契約を締結し、電力アグリゲーターとの連携による事業開始を予定している。なお、取得価格や売買相手先の詳細は非開示とされた。
取得した資産を活用した事業は、2025年10月初旬の開始を予定しており、同社は今後、関係会社との協業を通じて、電力需要と供給のバランス調整を担うアグリゲーターと契約し、エネルギーリソースの有効活用を図る方針である。今期以降の業績への影響は現在精査中であり、確定次第、速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)