住友重機械工業、大阪大学とアスタチン核医学治療の共同研究部門設立

■標的アルファ線核医学治療の社会実装を見据え産学官連携を強化

 住友重機械工業<6302>(東証プライム)は1月19日、大阪大学とがん治療薬の実用化に向けた「アスタチン核医学治療社会実装共同研究部門」を設立したと発表した。部門は大阪大学核物理研究センターTATサイクロトロン棟内に設けられ、次世代の核医学治療として注目されるアスタチン211を用いた治療薬の社会実装を目指す。

 同共同研究部門では、がん細胞を選択的に攻撃できる標的アルファ線核医学治療に用いる放射性同位体アスタチン211を、薬剤原料として安定的かつ高品質に製造・供給する技術基盤と品質標準の確立を目的とする。アスタチン211は半減期7.2時間と扱いやすく、安全性や治療効果の面で優位性が高い核種とされる。

 研究開発成果を基に、住友重機械工業が市場供給を担い、産学官連携による事業化体制を構築する。大量安定製造と品質標準化を実現し、アスタチン211を基盤とする新たなアルファ線核医学治療薬の実用化と普及を支える持続的な社会実装基盤の整備を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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