古野電気、世界初の旅客船自動運航レベル4相当の商用運航開始

■「おりんぴあどりーむせと」が国の船舶検査合格、一般旅客向けに運航

 古野電気<6814>(東証プライム)は1月20日、同社が開発した自律航行システムを搭載した旅客船が、世界で初めて自動運転レベル4相当の自動運航機能を活用した商用運航を開始すると発表した。日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の実証船である国際両備フェリー所有の離島航路旅客船「おりんぴあどりーむせと」が、2025年12月5日に国の船舶検査に合格し、一般旅客が乗船する定期船として運航に入る。

 日本には約400の有人離島が存在し、船員不足による生活航路の維持が課題となっている。自動運航技術の活用により、労働力不足を補いながら航路を維持することで、離島住民の安定的な人・モノの輸送確保につながると期待される。今回の商用運航は、こうした社会課題への具体的な解決策として位置付けられる。

 古野電気はMEGURI2040に第1ステージから参画し、第2ステージでは自律航行システムと陸上支援センターの開発を担ってきた。同社システムは規格化・標準化を前提とした設計思想に基づき、他社機器との接続や切り替えを可能とする汎用性を実証している。今後も内航海運の労務負担軽減や海難事故防止、離島航路維持に向け、無人運航船技術の社会実装を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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