ABEJA、フジテレビと「AI作案士」開発、テレビCM作案を自動化

■約5万件の実績データ活用、年間7,500時間の稼働削減見込む

 ABEJA<5574>(東証グロース)は2月2日、フジテレビジョンと共同で、テレビCMのスポット広告における作案業務を自動化する「AI作案士」システムを開発し、実装したと発表した。放送枠の設計や調整を担う作案業務は、複雑な条件整理と判断を要し、担当者の経験や勘に依存しやすいことから、業務の属人化と非効率が課題となっていた。

 同システムは、ABEJA Platformとフジテレビにおける過去約5万件の実績データを活用し、スポット広告の作案から調整、仕上げまでを自動化する。広告枠の在庫や視聴率動向、編成情報をリアルタイムで反映し、広告主ごとの傾向を踏まえた放送スケジュール案を生成する点が特徴で、基幹業務である営業放送システムとも連携し、常に最新情報に基づくプランニングを可能とした。

 運用にあたっては、AIの出力に担当者が修正を加える「Human in the Loop」を採用し、継続的な精度向上を図る。これにより、営業担当社員の業務工数の約8割を占めていたスポットプランニング業務で、年間7,500時間の稼働削減を見込む。フジテレビは創出された時間を提案活動に振り向け、広告主や広告代理店の満足度向上につなげる方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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