【株式市場】日経平均はNY続伸など好感し反発するが上値重く新規上場2銘柄は堅調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万8935円65銭(48円95銭高)、TOPIXは1534.83ポイント(1.23ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億237万株

チャート5 24日前場の東京株式市場は、NY株の3日続伸などが好感されてソニー<6758>(東1)などが高く、日経平均は184円71銭高(1万9071円41銭)で始まり、取引時間中としては12月18日以来の大台回復となった。ただ、その後は主力株の伸び悩みが目立ち、日経平均は次第に値を消して前引けは48円95銭高(1万8935円65銭)とほぼ前場の安値圏になった。

 日本郵政<6178>(東1)などの郵政3銘柄は預入限度額などの引き上げを好感して上げたが、ゆうちょ銀行<7182>(東1)は前引けに軟化。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 12月の配当妙味のあるキヤノン<7751>(東1)アサツーディ・ケイ<9747>(東1)などが高く、日本水産<1332>(東1)は複数の証券会社による目標株価引き上げなどが好感されてストップ高気配。イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>(東1)は劇場用アニメ企業の買収などが好感されて急伸。キャンバス<4575>(東マ)は抗がん剤候補の臨床などを材料にストップ高。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は米グーグルとフォードの提携報道などで自動運転技術への期待が再燃。

 本日は新規上場が2銘柄あり、ケイアイスター不動産<3465>(東2・売買単位100株)は注文住宅や分譲住宅などを展開し、9時13分に公開価格1200円を7%上回る1282円で初値がついた。その後1318円まで上げ、前引けは1253円。

 ソーシャルワイヤー<3929>(東マ・売買単位100株)はプレスリリースの配信代行やWeb情報のクリッピングサービスといったニュースワイヤー事業などを行い、10時42分に公開価格1600円を57%上回る2511円で初値がつき、高値は3015円、前引けは2905円。

 東証1部の出来高概算は10億237万株、売買代金は9726億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は693銘柄、値下がり銘柄数は1126銘柄となっている。

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