【話題】日経平均早くも反落、マイナス金利発表日の終値下回る、背景に企業業績の悪化の足音

 2日の日経平均は、前日の114円安に続いて一時528円安の1万7222円と続落した。とくに、マイナス金利政策の発表された先月29日(金)の終値1万7518円をあっさりと割り込んだ。

 直接の原因はNYダウが急落、円安から再び円高に振れてきたためだが、底流にはマイナス金利の効果がどのていどあるのか不透明ということもあるようだ。また、日本の企業業績があまり芳しくないことも上値圧迫となっており、とくに、5日(金)に指標的存在のトヨタ自動車<7203>が今3月期・第3四半期決算を発表するまでは積極的に動き難い状況となっている。

 日経平均は、25日線を昨年12月7日以来ほぼ2カ月ぶりに上回り先行きに期待が高まったが、今朝は再び25日線を大きく切り込んでいる。今日の終値で同線を奪回して先高感を強めることとなるのかどうか注目される。一気に119円台半ばへ円高の進んでいる円相場がポイントとなりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る