【材料でみる株価】ジェイテック急伸、インバウンド関連の特許でストップ高、利益も大幅増益、上値大きそう

材料でみる株価

 ジェイテック<2479>(JQ・100株)が、特許取得と好決算で80円ストップ高の320円と急伸、昨年3月5日つけた高値523円を目指す勢いだ。特許を取得したのは、『注文支援システム』である。

 顧客が所有するスマートフォンなどの携帯端末から飲食店などのテーブルに備え付けの専用端末を介して注文できる。従来のシステムと異なり専用端末や専用プログラムを必要としないため、顧客にとって非常に使い勝手がよく、店側にも導入コストを低減できるメリットがある。ツールの名称は、『グルくる』。

 インバウンド向けに注目を浴びている。特に、多言語対応が可能で、飲食店のほか 土産店、観光スポットなど多様な利用が考えられる。同社では、「鎌倉小町商店街及びその周辺の店舗での試験導入を経て、『ぐるくる』が正式導入されている。現在、全国各地で利用拡大に取り組んでおり地域活性化にも貢献していきます」という。

 同社は技術商社として、優れた日本の「匠」の伝統を継承し豊かな感性と発想を備えた人材を育成し派遣する。このほど発表の第3四半期(4~12月)の営業利益は前年同期比61.9%増益、通期でも前期比68.0%増益の見通し。

 最近のマーケットは、アンジェス MG(4563)の3連続ストップ高にみられるように好材料を素直に評価する展開で、同社もインバウンド関連の好材料で昨年高値523円を目指し上値を伸ばすものとみられる。

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