【狙い場・買い場】ヒップは下値不安乏しい、今3月期営業利益22%増益、期末一括の利回り2.8%

狙い場・買い場

 ヒップ<2136>(JQS)は、下値不安の少ない好業績・割安株として注目したい。同社は、顧客の開発パートナーとして技術、設計、開発等での機械設計、電子設計、ソフト開発の技術サービスを提供するアウトソーシング事業を展開している。同社の技術者は輸送用機器関連、機械関連、情報通信・精密機器関連、電気電子機器・半導体回路関連の顧客(約200社)のもとで開発・設計業務に携わっている。

 今2016年3月期第3四半期業績実績は、売上高が38億1200万円(前年同期比9.3%増)、営業利益が2億8900万円(同65.9%増)、経常利益が2億8800万円(同65.8%増)、純利益が1億8500万円(同77.7%増)に着地。

 今16年3月期業績予想は、売上高が50億7600万円(前期比7.6%増)、営業利益が3億5200万円(同22.0%増)、経常利益が3億4900万円(同21.6%増)、純利益が2億0800万円(同26.5%増)を見込んでいる。年間配当予想は期末一括15円(同3円)の増配を予定している。

 株価は、昨年6月19日につけた昨年来の高値679円から8月25日安値425円と調整。1月21日安値465円と売り直され下値を確認。その後、モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配を見せている。同社は、買収した治験支援の企業の利益が出るようになってきたため、ものづくり系などの企業買収を視野に入れており、今後の展開が注目される。今期予想PER10倍台と割安感があり、配当は期末一括で利回りが2.8%と利回り妙味もソコソコある。ここからの押し目は買い妙味が膨らみそうだ。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る