【業績でみる株価】セレスの第1Qは求人広告好調で利益進捗率高水準、チャートは高値圏モミ合いの抜群の形、上放れ近い

業績でみる株価

 セレス<3696>(東マ・100株)の2016年12月期・第1四半期(1~3月)は求人広告件数が前年同期末を2倍上回る好調などから営業利益は前年同期比54.4%増益と好調。通期予想は据え置いたが、第1四半期での進捗率は31.3%と高いことから通期予想は上回りそうだ。株価は上場来高値1827円(16年1月15日)に対し高値圏で頑強にモミ合っている。夏場にかけ上放れる可能性がありそうだ。

 『モバトク』、『モッピー』などスマートフォンメディア事業を展開。ポイントメディア事業では利用金額の一定割合をポイントで還元するEC連携型のアフィリエイト広告を強化、HRメディア事業では「モッピージョブ」の求人広告掲載件数が第1四半期では前年同期末に比べ2倍の約6万8000件と大幅に増加した。第1四半期の売上は前年同期比34.5%増の9億0300万円、営業利益は54.4%増の1億6300万円と好調だった。

 16年12月期は売上が前期比15.3%増の36億5200万円、営業利益同11.8%増の5億2000万円、純益20.1%増の3億2300万円、EPS38.6円(前期30.6円)の見通し。配当は無配。

 14年10月の上場で初値は1445円。15年8月に679円まで調整したが、今年1月には1827円の高値に進んだ。この高値を挟んで15年秋頃から現在まで1500~1700円でのモミ合いが続いている。チャートが好く、2ケタ増収増益を評価して高値更新から2000円相場の可能性がありそうだ。

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