【銘柄フラッシュ】 アウンコンサルティングが急伸し東芝は相場つき一変し高値に接近

銘柄

 15日は、長期金利の指標になる10年新発国債の利回りが4日連続で史上最低を更新し、マイナス金利幅拡大となったにもかかわらず、昨日まで4日続落だったみずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が0.5%高など、大手銀行株が反発し、マイナス金利の拡大懸念が織り込まれた様子になった。野村ホールディングス<8604>(東1)も5日ぶりに反発の0.6%高、第一生命保険<8750>(東1)は6日ぶりに反発の0.1%高となった。

 東証1部の値上がり率1位はサクセスホールディングス<6065>(東1)の10.3%高となり、決算期変更の過渡期だが14日発表の四半期決算が好調とされて急反発。2位はファーストロジック<6037>(東1)の10.5%高となり、やはり14日発表の四半期決算が好調とされて急反発。東芝<6502>(東1)は東京地下鉄への非常用電源装置の納入やSMBC日興証券による投資判断などが好感されて7.6%高となり、6月9日につけた年初来の高値296.2円に接近。不正会計問題は完全に通過し相場つきが変わってきたとの見方。

 アウンコンサルティング<2459>(東マ)は5月決算好調との期待などが言われて23.9%高の急反発。ショーケース・ティービー<3909>(東マ)はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)技術での英国企業との提携などが好感されてストップ高の20.6%高。メドレックス<4586>(東マ)はアルツハイマー病薬の臨床試験の進展など発表が好感されストップ高の16.1%高。クロスキャット2307>(JQS)は銀行ATMから同時一斉的に18億円が引き出された事件が追い風になるとの見方でストップ高の16.8%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る