【業績でみる株価】農業総合研究所は16年8月期業績予想を増額修正、好業績評価して上場来高値目指す

 野菜・果物の直売所事業が主力の農業総合研究所<3541>(東マ)は10月7日、16年8月期通期個別業績予想の増額修正を発表(決算発表は10月12日予定)した。株価は好業績を評価して上場来高値を目指す展開だろう。

 16年8月期個別業績は、前回予想(6月16日公表)に対して、売上高を1億44百万円増額して15年8月期比35.2%増の11億95百万円、営業利益を7百万円増額して同3.5倍の1億56百万円、経常利益を7百万円増額して同3.7倍の1億62百万円、そして純利益を7百万円増額して同2.1倍の1億07百万円とした。

 農家の直売所事業が堅調に推移した。スーパーマーケット等の小売店の新規導入が増加し、流通総額(スーパーマーケット等において消費者が購入した最終販売価格の総計)が計画超となった。17年8月期も収益拡大基調が期待される。

 株価は9月中~下旬の直近安値圏4000円近辺から切り返し、10月6日には5490円まで上伸した。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺を突破して戻り歩調の形だ。好業績を評価して7月の上場来高値7460円を目指す展開だろう。

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