マルマエ:再生計画終了、1年半の前倒しの1月末に実施

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■収益体質確立・財務体質の改善に目途との判断~受注・納品増など業績順調

 事業再生に取り組んでいたマルマエ<6264>(東マ)は、このたび対象債権者である取引金融機関との間で事業再生計画を終了させることで同意したことを明らかにした。

 同社は2011年7月以来、事業再生計画に基づく金融支援を受けながら、生産構造、営業体制、並びに組織等、全社にわたる経営改革を進めてきた。

 本計画では16年10月末の最終弁済で計画終結と見込んでいたが、経営改革が順調に進み、収益体質の確立と財務体質の改善に目途がついたとの判断し計画終了期間を本年1月末に、1年半の前倒しし実施する。

 残余債務については、金融機関から新たに通常取引としての借り入れで対応することになる。

 また、2011年8月31日に行った第三者割当増資であるA種優先株式については、分配可能額が積みあがる早い時期に買い戻しを行う予定。

■第2四半期実績、受注・納入実績の好調さ反映が注目点!

 14年12月度の月次受注残高(速報値)は、半導体分野1億46百万円、FPD分野50百万円、その他分野1億89百万円で合計3億86百万円となるなど好調に推移、前月比では全分野が増加となった。

 事業再生計画を終了は、株価動向にとっても朗報だ。昨今の受注状況は半導体分野の増加基調、その他分野のリピート受注の継続に加え、FPD分野も引き合いが好転し本格的受注拡大が期待されているだけに、近々開示される中間期業績に、受注・納入実績の好調さが支援材料として加わるか注目点だ。

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