
■申請承認の平均日数を短縮、月100分の作業削減を達成、所内の業務改善意識も浸透
エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は9月18日、同社が提供するクラウド型ワークフロー「X-point Cloud」を善通寺商工会議所が導入し、紙の申請業務をデジタル化した事例を発表した。これにより、承認に一週間を要していた申請が平均2日で完了するようになり、業務効率が大幅に向上した。同商工会議所は地域DX推進の中核拠点としての体制強化を進めており、今回の導入はその一環となる。
導入の背景には、紙の申請にかかる時間やリソースの浪費、地域DXを牽引する組織としての体制整備といった課題があった。同商工会議所は、エイトレッドによるオンラインでの丁寧なヒアリングやハンズオン支援を評価し、導入を決定した。また、「紙のような帳票レイアウトをそのまま再現できる」「承認経路を柔軟に設定できる」といった特長も採用理由となった。利用開始後は操作性に関する懸念も解消され、所内から「分かりやすい」「使いやすい」との声が挙がっている。
導入効果として、決裁期間の短縮に加え、紙の帳票を回付・保管する手間がなくなり、月あたり約100分の業務削減を実現した。さらに業務改善の意識が職員に広がり、不要作業の見直しが常態化している。善通寺商工会議所は、金融や経営支援に加え、地域事業者のPR動画やセミナーを通じた情報発信も展開しており、今回のDX事例は地域におけるデジタル化の推進モデルとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)