【株式評論家の視点】鎌倉新書は「いい葬儀」が顧客満足度調査No.1、押し目買い優位に上昇トレンド続く

株式評論家の視点

 鎌倉新書<6184>(東1)は、2017年7月21日東京証券取引所マザーズ市場から同取引所市場第一部へ市場変更。ライフエンディングサービス事業とライフエンディング関連書籍出版事業を行っている。1984年の創業以来、一貫して顧客が本当に求めている情報を提供することを目的にサービスを提供している。

 ライフエンディングサービス事業では、全国の葬儀社・斎場・火葬場選びのポータルサイト「いい葬儀」、全国のお仏壇・仏具・仏壇店選びのポータルサイト「いい仏壇」、全国の霊園・墓地・お墓選びのポータルサイト「いいお墓」、終活に纏わる相談受付窓口のポータルサイト「セラヴィ」を運営している。2017年12月12日に発表した株式会社アイディエーション調べの「葬儀検索サイト顧客満足度調査」において同社サービス「いい葬儀」が総合満足度でNo.1を獲得している。

 2018年1月期第3四半期業績実績は、売上高12億5000万円(前年同期比26.5%増)、 営業利益2億8400万円(同12.0%増)、経常利益2億5100万円(同0.5%増)、純利益1億7500万円(同11.4%増)に着地。月間紹介数・成約数・売上高ともに過去最高を更新。全てのサービスで順調に成長しているが、特に葬祭事業の第3四半期は第2四半期の対前年同四半期成長率と比較して22%増から34%増と成長が加速している。

 18年1月期業績予想は、売上高17億円(前期比27.6%増)、営業利益4億2000万円(同28.3%増)、経常利益4億円(同23.6%増)、純利益2億5500万円(同23.6%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、無配を予定としている。

 株価は、2月20日につけた昨年来の安値938円から1月26日に昨年来の高値2339円と上昇している。成長を加速するため葬祭事業責任者に元Rakuten.comのプレジデントを招聘し、マネージャー陣の補強を行い、売上、紹介数、成約数など過去最高を更新し、成長率が明らかに上向きに変化していることを評価した買いが継続している。3月10日前後に予定される本決算の発表において中長期戦略を明らかにする予定で、高い成長が続く見通し。月足では9か月移動平均線がサポートしており、押し目買い優位に

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る