日本サード・パーティは「ディープ・ラーニング」に期待強く2013年以来の高値

株式市場 銘柄

■提携先のシステムを理研が導入と伝えられ思惑が広がる

 IT活用サポートなどの日本サード・パーティ<2488>(JQS・売買単位100株)は30日の午後も5日続伸基調の高値更新相場を続け、13時にかけては7%高の1195円(79円高)前後で推移。2013年以来の水準に進んでいる。11月下旬にNVIDIA社(日本法人名:エヌビディア合同会社、東京都港区)とディープ・ラーニング・スーパーコンピュータシステムの保守サポートを開始したと発表しており、12月29日付の日刊工業新聞が米国NVIDIA社のディープ・ラーニングシステムを理化学研究所(理研)が24台導入すると伝えたため、連想買いが強まったとの見方が出ている。

 株価は11月下旬の発表直後に急伸し、以後もそれまでの小動き相場とは一変して波状的に上値を追ってきた。今期・2017年3月期の業績は鈍化すする見込みのため株価のPERは80倍台。急伸を深追いせずに押し目を狙いながら波状高のトレンドに乗るべきとの指摘はある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る