精養軒は三井不動産による株式買い付けなど材料に大きく出直る

株式市場 銘柄

■日本のフランス料理店の草分け、「経営戦略上有効」と

 精養軒<9734>(東1)は31日、大きく出直る始まりとなり、9時30分にかけては756円(30円高)前後で推移。31日の取引開始前、三井不動産<8801>(東1)が「精養軒の株式買い付けの決定に関するお知らせ」を東証IR開示を通じて発表。思惑や期待が広がった。

 発表によると、買い付け数量は41万7500株(発行済み株式総数の15.9%)。「中長期的な観点において、経営戦略上有効であるため(中略)安定株主として長期保有する」という。

 精養軒は、同社ホームページによると、明治5年(1872年)東京・築地に創業した日本におけるフランス料理店の草分け的存在で、明治9年(1876年)には、上野公園開設に伴い、不忍池畔の現在の地に「上野精養軒」が誕生した。この10年ほどは、東京・上野動物園のパンダに「おめでた」の兆候が伝えられると株価が急動意となるケースが多い。

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