マルマエ:今8月期、2Q利益6割超、通期も約4割と大幅増額

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■収益体質確立・財務体質の改善進む~受注・納品増など順調推移

事業再生計画を1年半前倒しして終了したマルマエ<6264>(東マ)は、生産性向上による利益体質の強化など、最近の業績の動向等を踏まえ、14年10月14日に開示した15年8月期第2四半期(14年9月~15年3月)並びに同通期業績予想をそれぞれ大幅に上方修正した。

第2四半期業績予想は、売上高1,010百万円(前回予想比29.5%増)、営業利益160百万円(同60.0%増)、経常利益160百万円(同77.8%増)、純利益170百万円(同70.0%増)。

通期業績予想は、売上高1,950百万円(前回予想比21.9%増)、営業利益300百万円(同36.4%増)、経常利益285百万円(同42.5%増)、純利益295百万円(同40.5%増)。

同社は修正理由は「売上高につきましては、主にその他分野において当初想定以上の受注が得られる見込みとなったほか、FPD分野と半導体分野においても受注が好調に推移していることから修正しました。」と話している(同社取締役藤山敏久氏)。

■利益体質強化効果、通期予想で利益積み増し余地も

同社は受注状況を月次で開示しているが、昨今の状況は半導体分野が受注・出荷検収ともに好調に推移し昨年8月以降毎月末残高を増加、さらに新規受注した他分野は大型案件の出荷が始まっているがリピート受注が継続し、10月以降1億円台の残高を記録、12月度は189百万円(前月比4.9%増)で前年同月に比べ55.2%の増加となった。また、低調に推移していたFPD分野も、引き合いが好転し本格的受注拡大も近かいと見られ、再生計画推進過程で取り組んだ利益体質強化の効果は今後に発揮されるところから、通期業績については再度の上方修正の余地がありそうだ。

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