ソレイジア・ファーマは「SP―01」進捗状況と今期12月期連結業績予想の修正を発表

■中国薬事規制当局の審査手続き遅延の影響で、SP-01の承認申請は2018年上半期末迄の期間での取得を見込む

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東1)は、22日引け後、開発品「SP―01」進捗状況と今期12月期連結業績予想の修正を発表した。

 同社開発品SP-01は、中国での第Ⅲ相臨床試験完了後、2014年6月に中国薬事規制当局に承認申請を行い、現在、当局による審査の最終段階にある。これまで、当局による製造施設への査察及び臨床試験の実施医療施設への査察が完了しており、その後の審査経緯からも、同社は、承認に支障となるような事象は 生じていないものと認識している。

 これまで、2017年12月期中での当局承認を見込んでいたが、当局審査手続遅延の影響で、現時点では2018 年上半期末迄の期間での取得を見込むことになり、通期業績予想の修正となった。

 売上に関しては、開発品SP-01の中国当局承認を契機とするマイルストン収入は、17年12月期の通期業績予想から除外することになった。また、利益面については、SP-01の当局承認を契機として、中国でのマーケティング活動への投資、中国での営業体制構築への投資、SP-01の当局承認後の研究開発活動等を計画していたが、承認時期が18年上半期に想定されることから、 これらの投資活動が限定され費用発生が抑制されることとなったため、利益面での上方修正となった。

 そのため、17年12月期の連結業績予想は、当初予想から、売上高を13百万円下方修正し、営業利益を6億87百万円、税引前利益を6億93百万円、純利益を6億98百万円上方修正することになった。

 その結果、17年12月期の連結業績予想は、売上高4億10百万円、営業利益△11億円、税引前利益△11億円、純利益△11億円を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■電力・電線株に注目、AIとGXが切り拓く新たな投資機会  ソフトバンクグループ<9984>(東証…
  2. ■初心者プログラマーはJavaから始める?人気の理由とキャリアパス  インタースペース<2122>…
  3. ■原材料価格の高騰や経費増大で  崎陽軒は、2025年2月1日(土)から製品の価格を改定すると発表…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■不動産株投資、代替投資としての可能性に注目  新型コロナ感染症のパンデミック時にリモートワーク需…
  2. ■ムゲンエステート、ミガロホールディングスなど高値更新―富裕層のオルタナティブ投資が牽引  昔から…
  3. ■金利上昇期待高まる、金融株に注目集まる  日銀の政策金利引き上げを受け、3メガバンクが普通預金金…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ大統領の就任や日銀の政策金利引き上げ…激動の相場を生き抜くヒント  前日26日に千秋楽を…
  5. ■トランプ政権と金融政策に影響されない銘柄の選別法  昨年IPOされた86銘柄には、リベンジ相場と…
  6. ■株主価値向上を目指すIPO市場の課題  IPO(新規株式公開)市場は、2024年12月27日の2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る