【話題】リミックスポイントは「買いたい弱気」?、ビットコイン決済を巡る発表受け売買交錯

■「大手コンビニと協議中だが公表の見通しは立ってない」とIR開示

 省エネ関連事業などのリミックスポイント<3825>(東マ)は31日、買い気配の後10%高の818円(75円高)で始まり、2007年以来の高値を連日更新した。10時にかけては750円(7円高)前後で売買交錯となっている。29日に仮想通貨関連事業を行う子会社がビットコインによる決済導入について大手コンビニと接近中と伝えられたことについて、30日の18時前、東証IR開示で「協議を行っているのは事実でありますが(中略)公表時期については見通しは立っておりません」と発表した。

 さる22日には、同子会社のビットポイントジャパンと格安航空会社Peach Aviation(ピーチアビエーション、大阪府)との提携を発表。株価は30日まで4日連続ストップ高となって急伸した。このため上昇ピッチの鋭角化が強まり、25日移動平均などからの乖離が広がり、目先的には調整があっても不自然ではないとの見方が出ている。しかし、ビットコインなどの仮想通貨については、4月1日に「改正資金決済法」が施行され、仮想通貨による決済を法が認定することになったため、新事業としての可能性は広大とされている。目先の相場調整予想については「乗り遅れた向きの買いたい弱気」(市場関係者)と一蹴する向きもある。(HC)

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